一人前の脊椎外科医を目指して

医師12年目ぐらいの整形外科医が、一人前の整形外科医・脊椎外科医を目指すブログです。研究留学・論文・資産形成・備忘録などを載せていきたいと思います。 現在、米国spine centerへの臨床留学から帰国後、現在は某地方都市で整形外科医として勤務しています。

タグ:DS-2019

前回記事の続きになります。


・DS-2019 発送から到着

さて、いよいよ留学先の事務からDS-2019の書類を送るよ、との連絡が来たのですが、今までの経緯もあるため安心してはいけません。


送るとの返事が来ても、本当に送られているのか不明なため、まずtracking numberを送るように依頼し、その番号を送ってもらいましたが、運送業者のHPで番号を調べても一向に送られた形跡はありませんでした。
その状態が3日ほど続いたため、tracking numberが間違っていないか再度メールしました。
するとその翌日にようやくtracking numberの追跡が可能になりました。

(ほぼ間違いなく、私のメールが送られてから発送されたんじゃないのか?と思いつつも)送ってくれてありがとう、とメールし無事に手元に到着しました。

やはり相手をアテにしてはいけないし、何度でも言うべきだなと強く実感しました。



・大使館 (領事館)での面談予約

DS-2019が来たらすることとしては、米国大使館のHPに書かれている通りなのですが、この中で最も時間が取られてしまう、つまり律速段階になるものは 面談日時の決定だと思います。

私の場合、予約を取ろうとしてHPにアクセスして確認したところ、面談の一番早い日時でも1ヶ月後になってしまっていましたので、直接メールを送り、緊急面接という形で時間を早めてもらいました。


また、このHPにかかれている申請書類
・ オンライン申請書 DS-160
・ 有効期限のあるパスポートと古いパスポート
・ 証明写真 1枚
・ 面談予約確認書
・ DS-2019
・ I-901 SEVIS確認書

の中で、DS-160 の作成はかなり面倒でしたので、作成する際は少し気をつけたほうがいいかもしれません。
特に、DS-160 作成の際に これまでの米国渡航歴をチェックする必要があることと、家族や親戚以外に知り合い2名の名前と連絡先が必要になることには注意です。 
ですので、職場の同僚や上司など、名前を記入する人には事前に伝えておく方が良いと思います。
(ちなみにこれはJ-2 (J-1配偶者や子供) visaでは不要です)
もう1点のDS-160作成時の注意点は、インターネット環境の悪いところで作成するとすぐにエラーが出てデータの入力が最初からになってしまう点です。

これを避けるためにも、最初に入力する番号 (識別番号)を必ずメモし、適宜saveして入力することが良いと思います。

次に、証明写真についてですが、これも意外と面倒です。
米国ビザの場合、背景が白で、かつ5cm*5cmサイズで、など制約があります。
これも事前に準備しておく方が良いと思います。
特に小さなお子様のおられる方の場合、子どもの写真を撮るのは難しいと思います。私の場合は写真館にお願いして撮影してもらいました。(私と妻の分は、節約のため証明写真の機械で安く済ませました)
また、生写真とデジタル写真の両方が必要になりますが、私は生写真をスキャンしてデジタル写真として使用しました (使用可能でした)。


その他の書類として、婚姻証明のために戸籍謄本とその英訳書類を提出しました。
英訳については、様々なホームページでそのテンプレートが記載されていますので、ご参考にしてみて下さい。


ちなみに、SEVISの支払いやビザ面談の料金支払いだけで家族全員で70,000円分ぐらい飛んだ記憶があります。結局何でも世の中はお金で…という気分になりました。



最後に、DS-2019について一番大事な (だと私自身が思っている)ことは、
DS-2019の原本の1番下の欄にサインすることです!!
これを忘れてしまうと、面談当日に跳ね返されてしまう(らしい)ので、本当に注意が必要です。
(※ 子どもの分は代筆でOKでした)


少し長くなりましたので、続きは次回に。

 

ご無沙汰しております。更新が滞っておりますが、元気にやっています。
ブログを更新していない間も日々頑張っています。


今回は、実際に留学するまでに苦しんだ事や、 直前の準備として行っていた事などを書いていきたいと思います。


まず結論から話すと、
当初留学は6月からの予定でしたが、実際に渡米し研究を開始できたのは7月末でした…


なぜここまで遅れてしまったのか、そしてどうすればよかったのか、について考えてみたいと思います。


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私は6月から留学する予定でしたので、留学先の担当者とは今年の年明けから連絡を取り始めていました。

当初はやり取りにそれほどの問題はなく、まず先方からビザを得るために必要な書類、特に私は J-1ビザ (交流訪問者ビザ) での留学を予定していましたので、
J-1ビザ取得に必須で、かつ受入先機関から発行される DS-2019という書類の取得のために連絡を取っていました。

(※このあたりの解説につきましては、大谷先生の書かれた下記の本にとてもわかり易く記載されていますので、是非御覧ください。また、ビザの種類や取得方法については、その下の本もとてもわかりやすいかと思います。是非参考にしてみて下さい。)


 




DS-2019の発行までは、だいたい2〜3ヶ月はかかると前任の先生や他の研究留学中の先生方からも教えてもらっていましたので、出来るだけ早く動くようにはしていました。

しかし、3月に必要書類を先方に送って以降、突然連絡が来なくなりました。
これはおかしいと思い、1週間後に再度必要書類を送るもメールでの連絡はナシ。
(ちなみに、そのメールには別の担当者の記載もあったので、CCにして送っていたのですが、その別の担当者からも連絡はありませんでした。)

前任の先生にお願いして、別のルートからどうなっているか聞いてもらったところ、
その担当者は既に退職しており、さらに他の担当者への引き継ぎも全くなされていない事が判明…

さらに、CCで送っていた別の担当者もともに退職しており、当然のように引き継ぎはナシ。

さらにさらに、当初テレビ電話で面談を受けたリサーチコーディネーターが居たのですが、そのコーディネーターに連絡するも、このコーディネーターも退職しており連絡が取れず。


私の中で完全に手詰まりになってしまいましたが、最終手段だと思い、
失礼覚悟でボスに直接メールを送り、別のコーディネーターを紹介してもらう事に。
そこからは話がトントンと進んでいったものの、結局引き継ぎがされていなかった為にまた1から書類を作り直し、結局1ヶ月半ぐらい時間をロスしてしまいました…


私自身の中での反省点としては、連絡が取れなくなった時点でボスに直接連絡するというカードを早めに切っていればよかったのかとも思いましたが、今考えてみてもやはり難しいような気もします。


それよりも、私は今年の年明け、つまり約半年前から動きましたが、
もっと早く書類の準備をして取り掛かったほうが良かったのではないか、
と思っています。

ただ、実はこの遅れた(私の中では一方的に留学先が悪いと思っていますが...)という事によって
逆に良かったこともありました。これについてはまた後日に書きたいと思います。


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まとめ


私の留学まで、特にDS-2019を取得するまでの苦難について書きました。

一つ言える事としては、留学が決まれば少しでも早く先方と連絡を取ってDS-2019、そしてビザを取得する!ということが最も重要だと思います。



続きは、次回に〜

 

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