一人前の脊椎外科医を目指して

医師12年目ぐらいの整形外科医が、一人前の整形外科医・脊椎外科医を目指すブログです。研究留学・論文・資産形成・備忘録などを載せていきたいと思います。 現在、米国spine centerへの臨床留学から帰国後、現在は某地方都市で整形外科医として勤務しています。

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前回記事の続きになります。


・ いよいよ面談

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(Image by Russell Clark from Pixabay.)


色々と準備を進めているうちに、いよいよ米国大使館 (領事館)での面談になりました。

面談では、大きな荷物を持って入ることは禁止されていますので、当日は最寄り駅のロッカーに荷物を預けて、タクシーで向かいます。

なお、YouTubeに大使館が解説をしたビデオがuploadされていますので、こちらを参考にされるのが最も良いと思います。
 

ここでは大使館の人から質問をされていますが、私の場合は

"Are you a medical doctor?"  "Yes. ^^"

のやり取りしかなく、 あっさり終了。本当にあっけなく終わりました。
1番のハイライトは、建物内で息子が突然走り出したのを止めようとして急に走り出した際に、自分の腰椎椎間板ヘルニアが再発してしまった (下肢痛・しびれ)でしょうか。笑

なお、パスポート以外はすべて当日に返却してもらえます。
(パスポートには、ビザが貼付されて後日郵送されます。私の場合は3日後に手元に届きました。)



・渡米前にできることと、渡米後にすること

さて、これでいよいよ渡米の準備が整ったわけですが、米国でのセッティングに際して、日本に居ながら出来ることと米国に直接行かないと出来ないことがあります。
そこで、それらについて考えてみたいと思います (実際の体験にも基づいています)。



1) 日本から出来ること



これはどの地域に行くかによって大きく異なると思います。私の場合、日本人研究者や駐在で来られている方が比較的多いエリアでしたので、多くのことを日本国内に居ながら行うことが出来ました。


A) お金 (海外送金含む)

まずはこの問題が一番重要なところだと思います。
西海岸に住む方であれば、Union Bankでは三菱東京UFJ銀行と提携していることで、日本国内から銀行口座を開設することが可能です (詳細はホームページ、または大谷先生のご著書をご参考にしてみてください。


ただ、Union Bankは残念ながら西海岸以外のエリアにはほとんどありません。私の場合もそうでしたが、その場合には別の方法を考えなければなりません。

お金をアメリカに持ち込む方法としては、まず考えられるのが

直接現金を持ち込む

という方法です。最も確実かつシンプルな方法ではありますが、一つ問題があります。

それは、
 
100万円以上の現金には関税がかかる

ということです。最初のセッティングで100万円以上はかかってしまうことが予想される場合、それ以上を持ち込んでしまうと密輸になってしまいます。 
また、100万円はまあ良いとしても、それ以降に日本円をドルに両替して米国内の口座に将来的に送ることも考えると、これだけでは不十分です。



・ PRESTIAを使う

そこで、私は三井住友信託銀行 PRESTIAのキャッシュカードを使用することにしました。

 

 私が留学準備をしていた際には、PRESTIAの米ドル専用キャッシュカード (今はGLOBAL PASSという多通貨で使用可能なキャッシュカードに変わっています)があり、それで米国内でのATMでお金を引き出して使用していました。

これが便利なのは、 ATM手数料が(一部)無料になっているという点、そして、PRESTIAの口座に日本円を入れておけば、米国内に居てもインターネットバンキングで米ドルへの両替が可能で、直接ATMで引き出せるという点です。

手数料も1ドルあたり1円の手数料なのでそこまで大きくはないと思いますし、期間によってはキャンペーンでその手数料がかからないこともあるので、そこも良いのではないかと思います。


ただし、こちらに来てからのお金の管理、特に家賃や子どもの学費の支払いなどにはもちろん米国内での銀行口座開設が必須ですので、これは渡米後に行わなければならないことになります。




少し長くなりましたので、続きは次回に。

 

前回記事の続きになります。


・DS-2019 発送から到着

さて、いよいよ留学先の事務からDS-2019の書類を送るよ、との連絡が来たのですが、今までの経緯もあるため安心してはいけません。


送るとの返事が来ても、本当に送られているのか不明なため、まずtracking numberを送るように依頼し、その番号を送ってもらいましたが、運送業者のHPで番号を調べても一向に送られた形跡はありませんでした。
その状態が3日ほど続いたため、tracking numberが間違っていないか再度メールしました。
するとその翌日にようやくtracking numberの追跡が可能になりました。

(ほぼ間違いなく、私のメールが送られてから発送されたんじゃないのか?と思いつつも)送ってくれてありがとう、とメールし無事に手元に到着しました。

やはり相手をアテにしてはいけないし、何度でも言うべきだなと強く実感しました。



・大使館 (領事館)での面談予約

DS-2019が来たらすることとしては、米国大使館のHPに書かれている通りなのですが、この中で最も時間が取られてしまう、つまり律速段階になるものは 面談日時の決定だと思います。

私の場合、予約を取ろうとしてHPにアクセスして確認したところ、面談の一番早い日時でも1ヶ月後になってしまっていましたので、直接メールを送り、緊急面接という形で時間を早めてもらいました。


また、このHPにかかれている申請書類
・ オンライン申請書 DS-160
・ 有効期限のあるパスポートと古いパスポート
・ 証明写真 1枚
・ 面談予約確認書
・ DS-2019
・ I-901 SEVIS確認書

の中で、DS-160 の作成はかなり面倒でしたので、作成する際は少し気をつけたほうがいいかもしれません。
特に、DS-160 作成の際に これまでの米国渡航歴をチェックする必要があることと、家族や親戚以外に知り合い2名の名前と連絡先が必要になることには注意です。 
ですので、職場の同僚や上司など、名前を記入する人には事前に伝えておく方が良いと思います。
(ちなみにこれはJ-2 (J-1配偶者や子供) visaでは不要です)
もう1点のDS-160作成時の注意点は、インターネット環境の悪いところで作成するとすぐにエラーが出てデータの入力が最初からになってしまう点です。

これを避けるためにも、最初に入力する番号 (識別番号)を必ずメモし、適宜saveして入力することが良いと思います。

次に、証明写真についてですが、これも意外と面倒です。
米国ビザの場合、背景が白で、かつ5cm*5cmサイズで、など制約があります。
これも事前に準備しておく方が良いと思います。
特に小さなお子様のおられる方の場合、子どもの写真を撮るのは難しいと思います。私の場合は写真館にお願いして撮影してもらいました。(私と妻の分は、節約のため証明写真の機械で安く済ませました)
また、生写真とデジタル写真の両方が必要になりますが、私は生写真をスキャンしてデジタル写真として使用しました (使用可能でした)。


その他の書類として、婚姻証明のために戸籍謄本とその英訳書類を提出しました。
英訳については、様々なホームページでそのテンプレートが記載されていますので、ご参考にしてみて下さい。


ちなみに、SEVISの支払いやビザ面談の料金支払いだけで家族全員で70,000円分ぐらい飛んだ記憶があります。結局何でも世の中はお金で…という気分になりました。



最後に、DS-2019について一番大事な (だと私自身が思っている)ことは、
DS-2019の原本の1番下の欄にサインすることです!!
これを忘れてしまうと、面談当日に跳ね返されてしまう(らしい)ので、本当に注意が必要です。
(※ 子どもの分は代筆でOKでした)


少し長くなりましたので、続きは次回に。

 

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