一人前の脊椎外科医を目指して

医師12年目ぐらいの整形外科医が、一人前の整形外科医・脊椎外科医を目指すブログです。研究留学・論文・資産形成・備忘録などを載せていきたいと思います。 現在、米国spine centerへの臨床留学から帰国後、現在は某地方都市で整形外科医として勤務しています。

タグ:資産形成

先日、来年からの留学予定先より内定書を頂き、

アメリカでの臨床研究での留学が正式に決定致しました (^^)


まずは一安心ですが、ここからが大変ですので、

奨学金申請やビザ申請、さらには学位取得などに向けてすべき事が多く、
もちろん英語力のアップも含めてさらに頑張っていきたいと思います! 



ところで、この留学ですが、、、(もちろん) 無給 です。。。 

しかも、「visitor fee」 という名の授業料を払わないとなりません。

それが毎月500ドル…今の大学院の授業料とほとんど変わらないです。涙

というわけで、まさに資金が命綱になります。


「そこまでお金を使ってまで留学する意味ってあるのか?? 」

という疑問は必ず出てきますし、私自身もこの悩みはずっと持ち続けていました。
(その答えの一部は、この記事をご覧ください。)


アメリカに1年間滞在するとして、(もちろん住む地域にもよりますが)
出費は全てコミコミで 約 800 〜1000 万円 …

奨学金などが得られたとしても、赤字は確定的で、そのお金を捻出するための資産形成が必要になります。



私は大学院入学時から、その資産形成を考え行動に移してきました。
具体的な考え方や方法については、こちらの記事 (1-7まであります) にまとめています。

ですが今回は、その資産形成で、特に私が悩んでいた (現在進行系で悩んでいる)
ことについて考えたいと思います。



それは・・・いわゆる 「節税対策」 についてです。






収入を増やす、特に節税対策も含めて、私は主に ふるさと納税 ぐらいしか行っていません。
最近では、個人型確定拠出型年金 (iDeCo)つみたてNISA などの投資を利用した節税があり、実際に導入されている先生方も多数おられると思います。



しかし、結論から言いますと、私はiDeCo,つみたてNISAともに未導入です。
これには理由があります。


まず1つ目は、留学でいくらの出費になるかが読めないこと、です。


今のところ留学期間は1年間ですが、1年間で帰国するのか、それとも研究を続行するか、新たな道を進むかなど、まだ自分でも悩んでいることは多く、決めかねているのが実情です。

ですので、出来れば手持ちの資金を置いておきたいという気持ちが強いです。



2つ目は、海外移住すると、NISA口座やiDeCoは取引制限されること、です。


これはSBI証券のHPにも一部記載があるのですが、基本的に国内での非居住者になった場合、iDeCoへの積立はできなくなります。また、口座が廃止される可能性もあるそうです。

つみたてNISAですが、これは運用(つみたて継続)はできなくなりますが、引き出しは可能だそうです。


ただ、いずれにしても、転居の手続きなどの煩雑さを考えると、留学後に帰国してからの運用を行うほうがベターなのではないか、と考えています。






まとめ


留学時の資産形成について、特に iDeCo や つみたてNISA を中心に考えてみました。

留学はもちろん資産が命です。いかにしてその資産形成を行うかが重要ですが、iDeCo や つみたてNISA については、帰国後から行うほうが良いのではないかと思います。

(あくまで個人の意見ですので、ご参考にしてみて下さい)




 

前回の3つの記事
自己資産を増やすために(1), (2) では、

いかにして出費を減らすか

について見ていきましたが、今回からは

・収入を増やす

ことについて見ていきたいと思います。

 




「収入を増やす」と聞いて簡単に思いつくこととしては、

バイトを増やす

という選択肢がまずありますが、これは他のブログの先生方も書かれているように、 まず行うべきことではないと思います。


理由としては、

・ アルバイト代のうち半分は税金として持って行かれること
・ 自分の大切な時間を切り売りしている
・ 思考停止してしまう

などが挙げられます。( 整形外科医のブログ様 より)


ただ、留学前でまとまったお金が必要で 、期間限定 であればいいと思いますし、
実際にこの記事を書きながら、現在進行系で私は寝当直をしています…笑

 
もちろん、将来的には株や不動産などの不労所得で安定した収入を得られれば、それに越したこともないでしょうし、実際にそのメリット・過程を示して頂いている医療系ブログも最近では多くなってきていると思います。


しかし、 若手医師にとっては、やはりまだまだ医師としての実戦経験が少ないし、症例から学ぶ時間を確保すること、さらに論文を書く時間なども非常に重要で、
若い時期から資産形成に没頭しすぎることは良くないと、個人的には思います。
 

そういったことをふまえて、収入を増やすことで自分が行っていることは(大したことはありませんが)、下記のことを行っています。


 1. 家で使わなくなった(読まなくなった)衣類、書籍などの売却
 2. 医療系サイトのポイント獲得
(3. ポイント還元率の高いクレジットカードの使用)


これらについて、ひとつずつ見ていきたいと思います。






1.  家で使わなくなった(読まなくなった)衣類、書籍などの売却


これは2つの効果があると思います。

1つ目は、当然ながら収入の獲得です。
しかも、洋服や生活用品などの不用品を売却しているので、基本的には課税の対象にはなりません。

2つ目は、節約の意識が得られることです。
特に留学を控えていると、その効果は抜群で、クローゼットの中の衣類はずいぶん減ったように感じています。

ただ、男性の衣類はあまり売れないので、傷んだものは衣類回収として無料で回収してもらっています。


あと、書籍の売却についてですが、 私はAmazonマーケットプレイスを利用しています。

小口販売だと、おおよそで手元に販売額の70-80%程度は残るので、意外といいです。
それに天下のAmazonですから、閲覧数が多いので結構売れます。

 
ただ、書籍を売るのをためらう方もおおいんじゃないでしょうか?
かくいう私も、それまでは本を売ることにかなり抵抗を感じていました。

そうは言えど ずっと本を置くにも本棚はいっぱいになるし、ただでさえ子どものものが多くなってくるのに、置き場がだんだんなくなってくる。

そこで、断腸の思いで 売ってみることにしてみました。

私の中では、

「売って、もし必要ならまた買えばイイや(その場合は電子書籍で)」

と割り切って売ることにしています。


ちなみに今までで、もう一度買い直した本は一冊だけありましたが、それ以外は特に苦労していませんので、意外と大丈夫なようです。笑






2. 医療系サイトのポイント獲得


私が登録している医療系サイトは、m3.com、ケアネット、PLAMED、エスマックス などです。


医療系サイトの登録は、個人情報の漏洩の可能性という最大の問題はありますが、

Web講演会やサイト閲覧
アンケートの回答

でAmazonや楽天などで使えるポイントに還元できます。

うまく活用すれば 20,000円/月 以上 のポイントは得られると思います。

実際に僕もそれぐらいはコンスタントにゲットしています。


これは意外と、というか かなり 大きい資産になると思っています。

ちなみに我が家では、子どものおもちゃ、飲料水、生活用品などAmazonで購入する商品は、ほぼすべてポイントで賄っています。
ポイントである以上、今の法律上は税金もかかりませんので、かなりお得ではないでしょうか?


長くなりましたので、続きは次回。 



 

前回記事の続きになります。



3. 書籍の購入は安く(マーケットプレイスなどを活用)


医学専門書は概して非常に高価で、特に若い時期は購入する必要のある書籍も多く、書籍代に多く取られてしまうこともあるかと思います。

僕は新書にはこだわらないので、安く購入するためにAmazonマーケットプレイスを利用しています。

そこまで安くない場合もあると思いますので、そのときは民間医局書店(多く購入すると最大12% off)を利用するときもあります。

5,000円以上で10% off、30,000円以上の購入で12% offになります。
 

ただ、AmazonではAmazon studentを利用すると書籍は10%分のポイントが還元されますので、それも活用されると良いと思います。



もう1つは電子書籍の利用です。
書籍に比べれば電子書籍は値段が安く設定されていることが多いです。

僕は医学書以外にも、歴史や経済などの分野の本を月 1-2 冊は読んでいます。
ですので、その場合は電子書籍が安い場合はそちらを利用しています。





4. 外食の回数を減らす


当然ながら食費は検討すべき出費の1つです。

特に外食は、医師の場合、いわゆる「イイ店」で食事をしたり、手術が遅くなったりして疲れると「居酒屋」で食べてから帰ったりと、無駄な食費でお金がかさんでしまうことがあると思います。

私の家族の場合、子どもが小さいので「くら寿司」や「ガスト」「はなまるうどん」などのファミリー向けの外食店はよく利用させてもらっています。

ただ、これ以外の高価なお店での外食は本当に控えるようになりました。

また、急な予定で居酒屋に行くこともまずありません。


ただ、ココを抑えすぎてストレスが溜まるのも精神衛生上よくないので、
2ヶ月に1回くらいは良いレストランを予約して妻の育児を労ったり、自分の疲れをリセット
しています。





5. 普段着はユニクロ、GU、Global workなどのファストファッションをフル活用


研修医の頃までは、服はブランドものが好きだったのですが、ココ数年は格安のブランドを多用するようになりました。
ファストファッションと行っても、最近はユニクロやGUでも品質が数年前と比べると格段に良くなってきており、またデザインも以前と比べると本当にオシャレになってきています。


私の場合、こう言うのもなんですが、妻がオシャレで、センスがあるので、
もっぱらそれに従うことが多いです。笑

ただ、なかなか自分でも勉強するのが難しいですし、そういった際は、下の本がオススメです。

私も実際に買って勉強しました。









この2冊は特に勉強になりました。
 
(前者を先に読まれてから、後者を読まれることをオススメします) 






6. 飲み会にはほとんど参加せず


大学医局の強制イベントには参加しますが、それ以外はほとんど参加していません。

特に結婚して子どもが出来てからは、飲み会に行く時間・お金があれば家族と過ごす時間を優先するようになりました。

もちろん、やりすぎて上司に嫌われないようにする必要はありますが、嫌われたとしても、プライベートは家族を大事にしたいですし、そこを飲みに来いと強制されるようなら、医局を辞めてもいいとすらと思っています。


話はそれてしまいましたが、それが時間・お金を作ることにもつながると思います。




他にも出費を抑制する方法はいろいろとしていますが、主にしていることはこれらの6つになります。

他にも実践されている方がおられれば、是非コメントを頂ければ嬉しいです。
よろしくおねがいします。



次回からは、 収入を増やす方法・節税の対策(ふるさと納税)などについて書いていきたいと思います。 
 


 

最近はドクターのブロクでも、資産形成や投資などについて
話題になることが多くなっていると思います。

僕も3年前に大学院に入学した際から、
今後の資産や人生設計についてより真剣に考えるようになりました。



僕は留学を視野に入れているので、
留学しない先生と比べると明らかに資金が多く必要になります。


また、私の生い立ちとしてお世辞にも裕福とは言えず、
(大学時代、授業料免除を受けていたぐらいです)
家族からの援助もまず期待できない状況です。


その僕が, この卒後10年弱で(特に大学院に入学してから)
資産形成のために行ってきたことをみていきたいと思います。





まず大前提として、


貯蓄(資産) = 収入 - 支出


なわけですが、貯蓄を増やそうと思うと、考え方としては


収入を上げるか
支出を減らすか


の2つの考え方があると思います。

最終的には安定した収入を得ることが目標ではありますが、
やはり支出を抑えることが最も取り組みやすく、かつ重要だと思います。



特に医師の場合、他職種と比べると高収入のため、
所得税率が高くなり、また学会や教科書などの出費も多い為、
贅沢な暮らしをしているとお金はどんどんなくなる
一方です。


それだけでなく、生活水準が高くなってしまい、
その感覚に麻痺してしまうと、自分でも浪費していることに気付きにくくなる
ということで、とても厄介です。



大学院に入学後、僕が実際に行った出費抑制策は、主に



 
1. 車を売却
 2. 生命保険、携帯電話代(MVNO)の見直し
 3. 書籍の購入は安く(マーケットプレイスなど活用)
 4. 外食の回数を減らす
 5. 普段着はユニクロ、GU、Global workなどのファストブランドをフル活用する
 6. 飲み会にはほとんど参加しない



になります。それぞれ見ていきたいと思います。






1. 車を売却


大学院に入学した際に引っ越ししたのですが、
私の住むエリアでの駐車場代は20,000円/月以上でした。

このエリアでは公共交通機関が比較的発達しており、
引っ越しの際に駅近でバス停も近くにあるところを
選んだことからもあって、思い切って売却しました。


売却して3年が経ち、家族が1人増えましたが、
今のところ車がなくても十分に生活できています。
(車が必要な場合は、カーシェアやレンタカーを利用しています)



ちなみに、カーシェアはタイムズが便利です。

学生であれば月々の基本使用料が無料で使用できる
ので、特に大学院生はオススメです。

 


2. 生命保険、携帯電話代(MVNO)の見直し


ここに意外と余計なお金を払っていることに気付きました。

携帯は、最初は大手キャリアと契約をしていましたが、
携帯電話の切り替え(2年契約のちょうど切れ目)に来たときに、
新しいsimフリーiPhoneを購入して MVNO を契約しました。

また、余計な契約(音楽サイトなど)も
よくよく調べるとあったので、全て解除しました。


生命保険は難しいところもありますが、最低限のもののみの契約で、
月々の金額を抑えることを優先しています。



3.以降は 次の記事に載せていきます。


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