一人前の脊椎外科医を目指して

医師12年目ぐらいの整形外科医が、一人前の整形外科医・脊椎外科医を目指すブログです。研究留学・論文・資産形成・備忘録などを載せていきたいと思います。 現在、米国spine centerへの臨床留学から帰国後、現在は某地方都市で整形外科医として勤務しています。

タグ:奨学金

以前の記事で紹介させて頂いた、AO Spine Japan fellowship program

ですが、先日AO Spineの事務局からメールがあり、無事に選出して頂きました。


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もとは と言えば、留学予定先のresearch coorinatorから


「 Grantを取ってくることが強く望まれる」


と言われた事がきっかけで (以前の記事をご参照ください)、かつ、

この留学についても、先方でのselectionを経て選ばれるという不確かな事でした

ので、私のこのfellowshipの応募目的としては


1) もし留学先から留学を却下されたとしても、短期留学で学びに行くことができる


2) 留学が本決定したとしても、AO Spine fellowshipは "stipend" と呼ばれる

支給があるため、 これに選ばれる = 一種のgrant を取ったことと同価値がある

という事がありました。 



実際には、 幸いにして1年間の留学も行ける予定となり、今回のAO Spine fellowshipも

選んで頂けたので、2) を達成することが出来たことになります。


(※なお、留学先から短期留学するというヤヤコシイことになるのですが、

これはAO Spine事務局に事前に問い合わせたところ、問題ないという返事でした)




これで、留学先にも grant (stipend) を取ったという事実を掲げて行くことが

できそうです。 


ただ、stipendは本当に補助金でそれほど大きい金額でもありませんので、

自身の研究のこれまでの成果とこれからの予定をアピールして、

他の留学助成財団への応募はしていきたいと思っています。

 
 

また、 今回のAO Spine fellowship programや留学先へ提出した私のCV (英文履歴書)

について、プライバシーに関わる部分は修正し、その書き方について解説を加えたものを

noteにアップロード致しました。


有料にはなりますが、ご興味のある方、また留学を今後考えておられる方は

是非ご購入して頂ければ嬉しく思います。宜しくお願い致します。




 

以前の記事で御紹介させてもらったAO Spine Japan fellowshipですが、

必要書類をすべて集めて、7月末に提出しました!


前回と重複しますが、このfellowhipはAO Spine会員であれば、

誰でも応募が可能なものです。その他の要件として、



・整形外科もしくは神経外科専門医


・1年以上 membership をもつこと


・上級医2名からの推薦状 (1人はAO Spine member)


・過去2年間に1回はAO Spineの開催するセミナーに参加していること


・過去2年間に類似するようなfellowship programに参加していない


・論文の執筆が少なくとも1 or 2本 (脊椎/整形外科/脳外科領域)


・英語の能力を証明するもの (TOEFL / IELTSなど)


・45歳以下(が望ましい)



が必要ではありますが、 その倍率はそこまで高くない、と

とある高名な先生からお聞きしたことがあります。



書類で必要なものとしては、


・CV (英文履歴書)

・PS (Personal statement; 志望動機)

・LoR 2通(Letter of Recommendation; 推薦状)
(1通はAO Spine member、もう1通は施設長(教授など)から)

・英語の能力証明書類


になります。 


私の大学の脊椎グループの先生方が

なんとAO Spineの会員ではなかったため、

1通の推薦状をどうするか少し慌てましたが、

同門の指導医でお世話になった先生でmemberの先生がおられたので、

その先生にご署名をいただきました。



現在、書類審査を待っている段階ですが、

無事に選ばれましたら、今後申請される先生方にも参考になればと思いますので、

CVなども含めてnoteでの公開も考えています。



 

先日留学先がほぼほぼ決まったのですが、
その経緯は、


現在その病院で臨床研究留学しておられる前任の先生から
直接 professor や research coordinator に働きかけて頂いたのがきっかけです。


「ほぼほぼ」というのも、そのresearch visitorのapplyが8月までやっており、
それが終了してからinterviewを受ける形で正式決定
という見込みなので、まだ仮決定といった段階です。


そこで、そのresearch coordinatorからは、
grantを取ってくるのが望ましいとメールをもらいましたので、
奨学金をゲットすることが色んな意味で必須な訳です。


前任の先生との相談で、とりあえずは
AO Spine Japan fellowship programにapplyするのが良いのでは?
という話になり、申し込もうと思います。


厳密に言えば、AO Spine fellowshipは奨学金というよりも、
fellowshipとしてAOがrecommendする海外のreference centerで
手術・研究などを見学できるprogramになっています。

ただ、それに際して最大で30万円程度のお金がもらえる仕組みになっているようです。




そのinclusion criteriaは、


・整形外科もしくは神経外科専門医
・AO Spine memberで、1年以上membershipをもつこと
・上級医2名からの推薦状 (1人はAO Spine member)
・過去2年間に1回はAO Spineの開催するセミナーに参加していること
・過去2年間に類似するようなfellowship programに参加していない
・論文の執筆が少なくとも1 or 2本 (脊椎/整形外科/脳外科領域)
・英語の能力を証明するもの (TOEFL / IELTSなど)
・45歳以下(が望ましい)



ということで、まずはapplyしてみて、
もし正式決定とAO Spine fellowshipがかぶってしまった場合は、
その留学先から別の病院に短期間だけでも見学に行くのが良さそうだな
と思いました。


幸いにして私は2年前にAO Spine basic seminarを受講していましたので、
書類をまずは揃えて見ようと思います。
 


はじめまして。

このブログは1整形外科医 かつ ひよっこ脊椎外科医が、
一人前の医者を目指すブログ 兼 備忘録 です。

今までの自分の歩んできた道と、これからを
徒然なるままに書いていこうと思います。

よろしくおねがいします。



自己紹介をまずは簡単に。

現在、医師9年目(に入ったばかり)の整形外科医で、
大学院4年生で大学院はラストイヤーです。

大学院では、脊椎外科(臨床系)と生体材料(基礎系)の研究を並行してやっています。


まだ学位は取得できていないのですが、
来年4月(大学院卒業後)よりアメリカで臨床研究留学を開始する予定です
(先日、教授からお許しを得たばかりの状況で、行く予定の場所以外ほとんど何も決まっていません)。


大学院に入っている前後から、留学の可能性を考えて、
英語の勉強やこれまで関連病院で経験した症例などの
論文の執筆は行っていましたが、この1年でとにかく留学までの足がかりを作っていく予定です。






今私が取り組んでいることとしては、


1. 論文執筆

現在取り掛かっているのは 3本, 臨床 1本と基礎 2本。
特に学位がかかっている基礎の論文がいつ書けるか...
まだ結果が一部足りていない。



2. 英語

実は留学先が決まる前に、自分なりに勉強をと思い IELTS (英語資格) の勉強を開始。
今の自分のスコアは6、これを留学までに7に引き上げることが目標。 



3. バイト、奨学金申請

留学をするのはいいものの、無給
(どころか、先方からはvisitor feeを払えと言われていて、本当にお金の工面が厳しい)。

この1年でバイトと、後は留学に向けた奨学金申請をぼちぼち開始する予定。



こんな内容に沿って、このブログの内容を進めたいと思います。


同じような境遇の方がおられたら、
是非コメントなど頂ければ嬉しいです。

よろしくおねがいします。
 

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