突然ですが、私は腰椎椎間板ヘルニアを患っております。
もともと小学校から体育会系の部活をしていて、
その頃は何ともなかったのですが、
大学生になってから時々腰痛が出るようになりました。
毎年西医体の前には合宿をしていたのですが、
4年生の時に合宿中に腰痛と右下肢痛が出現し、
痛みのため立てなくなってしまいました。
その時は1週間ほどで痛みもおさまったので、
西医体にも出場することはできたのですが、
以降痛みにしばしば悩まされるようになりました。
ただ、学生のうちは、痛みさえ引退まで我慢できれば
それで大丈夫だと思っていて、
MRIなどの検査は受けていなかったのですが、
研修医になり、長時間の手術での立位で腰下肢痛が強くなるので、
医師3年目の時にMRIを撮影してみたところ、
L5/S1に立派な椎間板ヘルニアがありました。。。
当時の脊椎グループの上司からは手術を薦められていたのですが、
・ なかなか仕事も忙しく、入院するのもイヤだったということ
・ 麻痺症状はなかったこと
から、保存療法を選択することにしました。
湿布の他に、セレ◯ックスやリ◯カなどの内服、
さらには仙骨孔ブロックや神経根ブロックの治療も一通りして、
なんとか今までやり過ごせています😅
もちろん、常に痛みがあるわけではなく、
内服ナシでもスポーツすることも可能なぐらいに良いときもあります。
が、手術での立位が長引いたりすると時々痛みが顔を出してきます。
つまり、自分が椎間板ヘルニアの患者になることを経験したのですが、
そこで気付いたことは
・ SLRテストは思っているよりつらい
・ 神経根ブロックで、神経根に針が直接ヒットするとめちゃくちゃ痛い
・ 仙骨孔ブロックは、きっちり仙骨孔に入らないと効かない
・ トリガーポイント注射は、(なぜだかよく分からないけど)効くと下肢痛も良くなる
ということでした。
特に、1番目のSLRテストは、
整形外科の先生方であれば頻繁に行う身体診察だと思いますが、
勢いよく膝伸展位で股関節屈曲させると、
すごい電撃痛が走るので注意が必要だと思います。
本当に泣きそうなぐらい痛いときもありましたので。。。
また、2番目の神経根ブロックも、神経根近くに針が来た場合は、
本当にゆっくり1mmずつでも動かしてあげるほうが、
患者さんにとっては助かります。
飛び上がる程の痛みとはこれか、と実感しましたので笑
参考になるかどうかは分かりませんが、
普段診察する時に頭の片隅に入れてもらえればと思います。
まとめ
椎間板ヘルニアを疑う患者さんの診察を行う際には、
・ SLRテストは愛護的にゆっくり (Bragardテストも痛いときは泣きそうになります)
・ 神経根ブロックは、神経根近くは特にゆっくりと針をすすめる
・ ときにはトリガーポイント注射も有効
を考えていただければと思います!
もともと小学校から体育会系の部活をしていて、
その頃は何ともなかったのですが、
大学生になってから時々腰痛が出るようになりました。
毎年西医体の前には合宿をしていたのですが、
4年生の時に合宿中に腰痛と右下肢痛が出現し、
痛みのため立てなくなってしまいました。
その時は1週間ほどで痛みもおさまったので、
西医体にも出場することはできたのですが、
以降痛みにしばしば悩まされるようになりました。
ただ、学生のうちは、痛みさえ引退まで我慢できれば
それで大丈夫だと思っていて、
MRIなどの検査は受けていなかったのですが、
研修医になり、長時間の手術での立位で腰下肢痛が強くなるので、
医師3年目の時にMRIを撮影してみたところ、
L5/S1に立派な椎間板ヘルニアがありました。。。
当時の脊椎グループの上司からは手術を薦められていたのですが、
・ なかなか仕事も忙しく、入院するのもイヤだったということ
・ 麻痺症状はなかったこと
から、保存療法を選択することにしました。
湿布の他に、セレ◯ックスやリ◯カなどの内服、
さらには仙骨孔ブロックや神経根ブロックの治療も一通りして、
なんとか今までやり過ごせています😅
もちろん、常に痛みがあるわけではなく、
内服ナシでもスポーツすることも可能なぐらいに良いときもあります。
が、手術での立位が長引いたりすると時々痛みが顔を出してきます。
つまり、自分が椎間板ヘルニアの患者になることを経験したのですが、
そこで気付いたことは
・ SLRテストは思っているよりつらい
・ 神経根ブロックで、神経根に針が直接ヒットするとめちゃくちゃ痛い
・ 仙骨孔ブロックは、きっちり仙骨孔に入らないと効かない
・ トリガーポイント注射は、(なぜだかよく分からないけど)効くと下肢痛も良くなる
ということでした。
特に、1番目のSLRテストは、
整形外科の先生方であれば頻繁に行う身体診察だと思いますが、
勢いよく膝伸展位で股関節屈曲させると、
すごい電撃痛が走るので注意が必要だと思います。
本当に泣きそうなぐらい痛いときもありましたので。。。
また、2番目の神経根ブロックも、神経根近くに針が来た場合は、
本当にゆっくり1mmずつでも動かしてあげるほうが、
患者さんにとっては助かります。
飛び上がる程の痛みとはこれか、と実感しましたので笑
参考になるかどうかは分かりませんが、
普段診察する時に頭の片隅に入れてもらえればと思います。
まとめ
椎間板ヘルニアを疑う患者さんの診察を行う際には、
・ SLRテストは愛護的にゆっくり (Bragardテストも痛いときは泣きそうになります)
・ 神経根ブロックは、神経根近くは特にゆっくりと針をすすめる
・ ときにはトリガーポイント注射も有効
を考えていただければと思います!