今回は、「英語の学習」特に、

「何のために英語を学ぶのか?」


について考えてみたいと思います。





先日、研究室の納涼会に参加した際に、ちょうど医学部4年生の学生さんが早期研究プログラムで整形外科に来られている、ということで、同席する機会がありました。


そこで、「もっとやっとけば良かったと後悔していることは?」
という話になり、そこに居た全員が、偶然にも

「英語の勉強」


という答えで一致しました。


確かに医師になると、英語と接する機会が非常に多くなりますし、実際に私も現在進行系で留学について進めているところですので、まさに実感するところです。

ただ、英語と言っても、それは一つの言語ですし、勉強するにもあまりにも範囲が広すぎます。あえて例えるなら、「医学を勉強する」みたいなものでしょうか?


ですので、英語の中でも、


「何のために英語を習得する必要があるのか?」


にフォーカスを当てることが極めて重要だと思います。 


例えば、


 A) 医師5年目の整形外科医。一度は英語論文を書いてみたいと考えている。また、留学も将来的には視野に入れたい。


というモデルを考えてみると、


 ① 英語論文の執筆: 整形外科分野の英単語知識 + 論文を書くための英語

 ② 留学:英語資格の取得 → TOEFL や IELTS に向けた英語学習


というように、 目標を絞ることが出来るので、それに合わせた英語学習の計画を立てることができます。


逆に言えば、ここに「日常英会話」や「ビジネス英会話」などの学習を計画してしまうと、 範囲が広くなりすぎてしまい、収穫のない学習になってしまう可能性もあります。

 
次に、


 B) 特に英語論文などは書かないが、海外旅行での英語を上達させたい。

 
これであれば、 


 日常英会話の上達:(レベルにもよるが) NHK基礎英語の学習 や、シチュエーションを意識した学習


といった風になると思います。 





まとめ 


英語の学習方法について、その戦略を考えてみました。

ただ「英語」と言っても、あまりに範囲が広すぎます。自分がどういった機会で英語を使用し、そして何を目的に上達させたいのか。

それを意識することが極めて重要だと思います。



ちなみに、 ロールモデル A) は私の大学院入学前 (約4年前) の状況です。


A) の私は、実際に上記の目標を立てて英語学習を開始したのですが、
その具体的な方法については、次の記事にまとめたいと思います。