前回記事 (留学開始までの苦難1 -担当者と連絡つかず編-)の続きになります。


前回記事でも書いたとおり、担当者と連絡がつかずDS-2019の発行まで1ヶ月半ほどかかってしまったため、渡米時期も遅らさざるを得ない状況になってしまいました。 

つまり、
(私の場合、大学院を修了したあと5月末までは大学病院で勤務していましたので)
5月末で契約は終了し、6月から渡米するまでの約1ヶ月半は完全なフリーターになってしまった訳です。

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ここでどうするか悩みました。
家も賃貸で5月末で引き払ってしまったので、妻の実家に居候させてもらうことになり、本当に困ってしまったのです。

ビザが下りるまで1ヶ月ぐらい家族で旅行しまくって、楽しむことも考えましたが、
渡米してから家族と旅行するためのお金を貯めるほうが先決だと考え、とりあえず(今話題の)フリーランス医師として職場を探すことにしました。

まず、大学院生の頃からバイトしていたところの院長に頼み込み、ほぼ全例の整形外科手術に入らせてもらうことで収入を得ることにしました。
(この時に脊椎の症例にも前立ちで入らせてもらったのは本当に助かりました)
また、医局から派遣してもらっていた外来バイトも週1のみ継続させてもらうことに。
こういう時に働き先を提供してもらえたのは本当にありがたかったと思っています。



とはいえ、5月までと比べると圧倒的に時間があるので、以下のことをこの期間にこなしました。


・ ラジオ英会話、モゴモゴバスター
・ 論文と教科書をひたすら読む (特に留学先のボスの論文やarticle)
・ 育児 (特に平日子どもと遊ぶ、など)

ラジオ英会話は、ご存知の通りNHKラジオでやっているものですが、今ではアプリで1週間分をまるまる聴講することが出来ます。また、聞き逃してもiTunesでオーディオブックも販売しているので、継続して勉強することができます。それになにせ安価で良質の教材です!
一回15分というのも非常にいいですね。




次に、モゴモゴバスターですが、これは英語特有の省エネ発音に慣れるための教材で、下記サイトで販売されているものです。


ページ自体は少々胡散臭い感じはありますが (失礼...)、教材はとても良く、ネイティブが話すような早いスピードで耳がついていけるような感覚があります。
サンプルもついているので、もし気になる方は一度聞いてみて購入を検討されてはいかがでしょうか?

私は上記2つの教材を5月末から渡米後も続けています。


論文については、これまで読んでいましたが体系だって読んでおらず、かつ文献をまとめる作業もしていませんでしたので、この機会にと思いEndnoteを使用してまとめるようにしました。






今から考えると、このモラトリアムの期間があることで
自分の事を見直す事ができ、かつ家族との時間も確保できたのは逆に良かったかなと思っています。
ケガの功名と考え、前向きに考えるようにしています。笑


ということをしているうちに、留学先からいよいよDS-2019が送られてきました。

続きは次回に。