前回記事の続きになります。


・ いよいよ面談

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(Image by Russell Clark from Pixabay.)


色々と準備を進めているうちに、いよいよ米国大使館 (領事館)での面談になりました。

面談では、大きな荷物を持って入ることは禁止されていますので、当日は最寄り駅のロッカーに荷物を預けて、タクシーで向かいます。

なお、YouTubeに大使館が解説をしたビデオがuploadされていますので、こちらを参考にされるのが最も良いと思います。
 

ここでは大使館の人から質問をされていますが、私の場合は

"Are you a medical doctor?"  "Yes. ^^"

のやり取りしかなく、 あっさり終了。本当にあっけなく終わりました。
1番のハイライトは、建物内で息子が突然走り出したのを止めようとして急に走り出した際に、自分の腰椎椎間板ヘルニアが再発してしまった (下肢痛・しびれ)でしょうか。笑

なお、パスポート以外はすべて当日に返却してもらえます。
(パスポートには、ビザが貼付されて後日郵送されます。私の場合は3日後に手元に届きました。)



・渡米前にできることと、渡米後にすること

さて、これでいよいよ渡米の準備が整ったわけですが、米国でのセッティングに際して、日本に居ながら出来ることと米国に直接行かないと出来ないことがあります。
そこで、それらについて考えてみたいと思います (実際の体験にも基づいています)。



1) 日本から出来ること



これはどの地域に行くかによって大きく異なると思います。私の場合、日本人研究者や駐在で来られている方が比較的多いエリアでしたので、多くのことを日本国内に居ながら行うことが出来ました。


A) お金 (海外送金含む)

まずはこの問題が一番重要なところだと思います。
西海岸に住む方であれば、Union Bankでは三菱東京UFJ銀行と提携していることで、日本国内から銀行口座を開設することが可能です (詳細はホームページ、または大谷先生のご著書をご参考にしてみてください。


ただ、Union Bankは残念ながら西海岸以外のエリアにはほとんどありません。私の場合もそうでしたが、その場合には別の方法を考えなければなりません。

お金をアメリカに持ち込む方法としては、まず考えられるのが

直接現金を持ち込む

という方法です。最も確実かつシンプルな方法ではありますが、一つ問題があります。

それは、
 
100万円以上の現金には関税がかかる

ということです。最初のセッティングで100万円以上はかかってしまうことが予想される場合、それ以上を持ち込んでしまうと密輸になってしまいます。 
また、100万円はまあ良いとしても、それ以降に日本円をドルに両替して米国内の口座に将来的に送ることも考えると、これだけでは不十分です。



・ PRESTIAを使う

そこで、私は三井住友信託銀行 PRESTIAのキャッシュカードを使用することにしました。

 

 私が留学準備をしていた際には、PRESTIAの米ドル専用キャッシュカード (今はGLOBAL PASSという多通貨で使用可能なキャッシュカードに変わっています)があり、それで米国内でのATMでお金を引き出して使用していました。

これが便利なのは、 ATM手数料が(一部)無料になっているという点、そして、PRESTIAの口座に日本円を入れておけば、米国内に居てもインターネットバンキングで米ドルへの両替が可能で、直接ATMで引き出せるという点です。

手数料も1ドルあたり1円の手数料なのでそこまで大きくはないと思いますし、期間によってはキャンペーンでその手数料がかからないこともあるので、そこも良いのではないかと思います。


ただし、こちらに来てからのお金の管理、特に家賃や子どもの学費の支払いなどにはもちろん米国内での銀行口座開設が必須ですので、これは渡米後に行わなければならないことになります。




少し長くなりましたので、続きは次回に。