前回記事の続きです!

 
前回記事に書きましたように、大学院に入るメリットは、



・ 臨床を離れて(医局にもよりますが)、絞ったテーマに集中して勉強できた。

・ 開業医の先生、他学部の先生(私の場合は工学部や理学部の先生)との出会いがあり、
そこから得られるものが意外と多かった。

・ 臨床しているよりは時間があるので、本を読んだり、資産形成などの勉強ができた。


・ 留学への足がかりを作ることが出来ている(現在進行系)。




だと思っていますが、デメリットもあります。それが、


・ 臨床から離れている期間が長いので、(術後管理含めて)手術がまたできるのか不安。

・ 研究時間が不規則で、時に何日も研究室に引きこもることも。


 

だと思います。

この両者をまず天秤にかけることが重要だと思います。


次に、大学医局に入局されていない先生だと、

「入局」
が必須なこともありますし、

医局によっては、こんなデメリットもあるかもしれません。
 

これは医局によって異なると思いますし、

幸いにして私の医局ではこんなことは全くなく

ある程度自由に研究をさせてもらっています。


ですので、大学院の進学を考えている先生は、


現在進行系で大学院生に在学中の先生に

リサーチをかけるのがいい



のではないかな、と思います。

個人的には、

「医学博士」という肩書きを得ることのメリットは現状ほとんどない

と思っていますので、それよりも


大学院で何をするか?


の方が何倍も重要だと思います。






1番やめといた方がいいな、と思うのは、


なんとなく進学して、なんとなく研究して、

卒業してなんとなく勤務医として医局人事で赴任する。


だと思いますね。


せっかくの4年間、活かすも殺すも自分次第です。