僕は以前から英語の語学試験としてIELTSを受験し、
その対策の勉強を行っています。


医師の語学勉強といえば、

アメリカの医師資格試験であるUSMLEや、

アメリカの大学・大学院進学にとってメジャーなTOEFL iBT

他には英検, TOEICなどがあると思いますが、


私の場合はIELTSという、

どちらかといえばマイナーな試験を受けています。




私が今の大学院に入学したのは3年前になるのですが、

その前後に、自分の目標を改めて立てることにしました。






大学を卒業し、臨床研修病院で2年間の研修を終え、

その研修期間で最も楽しかった整形外科への進路を決め、

卒後3年目に入局。



まずは大学病院で1年間研修を行い、その後、

医局の関連病院の2.5次病院で2年間、

外傷を中心に整形外科疾患を一通り経験できたのですが、


せっかく一度きりの人生なんだし、

「留学して海外の医療を経験したい」


という気持ちがその頃からありました。



留学するには、やっぱり大学とのコネが必要だし、

大学院で博士号を取るのは必要かな、と考えて、

大学院への進学を決めました。



とは言うものの、

今まで一度も海外居住歴はない
し、

大学生の頃は体育会系の部活で6年の夏まで汗を流し、

英語はほとんど片言で話せるか話せないか


という程度でした。

(もちろんMedical ESSなどには属していなかったです)



英語論文は確かに読むけど、全く自信がない

というのが 当時の私の自己分析でした。



海外の医療、と言っても、当然国によって実情は異なるし、

どこに照準を合わせるか…



真っ先にアメリカが頭の中に浮かびましたが、

臨床医としてやっていくためには、

USMLEは当然必要だし、

向こうで医師になったとしても、

まず研修医としてやらないといけない。



整形外科医は向こうでは非常に人気の科で、

その科を志望し選択するためには、

USMLEの時点で high scoreを取り、

その競争に勝つ必要があります。


…さらにはauthorityとのコネも必要。




30を過ぎた年齢で、それをするのは自分には合わない、と考え、

アメリカはやめて他国の実情について調べることにしました。



そこで私が目をつけたのがオーストラリアでした。



オーストラリアの留学事情と、IELTSとの関連については、

長くなりますので、次回記事で続きを書きます。